前回記事で紹介した「ポータブルシャワーinnhon」。 すでに車載して車中泊で使うことがあるのですが…
「トイファクトリーアルコーバは、車内でシャワーはダメだったよね?」
「防水カーテンと排水を施工すれば、大丈夫じゃない?」
私のキャンピングカー「トイファクトリーアルコーバ」は、トイレが設置されているフロアパン仕様のマルチルームがあるものの、壁や天井が防水でないためシャワーが使えない構造。
そこで、防水カーテンと排水設備を施工し「簡易的なシャワールーム」を作ってみたのです。 使う頻度は少ないポータブルシャワーですが、何かのときに役立つのでは…と満足度が高くなりました!
キャンピングカーシャワールームを自作してみた!トイファクトリーアルコーバがポータブルシャワーで快適な車中泊!
「簡易的なシャワールーム」ってなに?
そもそも論なのですが…
『簡易的なシャワールームって?』
キャンピングカーで標準仕様になっているタイプを「シャワールーム」とすれば、私が所有しているキャンピングカーは「シャワールーム」ではありません。
・フロアパン(排水構造あり)
・トイレ
これらの設備はありますが、防水性能をもった壁や天井ではないのです(仕様書にはシャワーは使えませんとされています)。
そこで私は、壁と天井が水の影響を受けないようにすればいいのではと考え、防水カーテンと排水構造を強化。
これで水の悪影響を受けることがほぼなったのではと期待しているところです。
カーテンによる防水とフロアパンの排水機構がポイント?
・シャワーカーテンで水が壁にかかることを防止
・プロアパンの排水を確実にする
・フロアパンとトイレ接合部のコーキング
カーテンは完全防水仕様ではありませんが、一般的な風呂場で使うシャワーカーテン。
フロアパンは床高さ5センチ程度は水が漏れない構造なので、排水を確実なものにするために車外への排水ルートを構築。
この二つの施工で、完全防水でないマルチルームがポータブルシャワーが使えると判断しました。
なお、トイレ本体とフロアパンの繋ぎ目は若干の隙間があるので、全面コーキング施工で完全防水を施工したのです。
▼フロアパンの排水口からホースを取り付けて車体後方へ排水ルートを構築しました。
▼ガチャンと接続した様子。ポータブルシャワーを使うときのみの接続です。
▼外から見るとこんな感じ。シャワーが浴びられる場所での使用となります。
▼ガッツリつけているので外れることはありません。
▼斜め方向にすると排水の抵抗が高くなりますので…
▼真下に下げた方が良さそうです。プロアパンから水が排水されるスピードが違いました。
▼車体の外から楽に脱着可能です。
ショップで施工してもらったこと
・フロアパン排水溝から車体後方へ排水ルート
・フロアパンとトイレの隙間にコーキングを施工
これらはショップで施工してもらいました。
排水ルートは確実にしておかないと、フロアパンから水が溢れたら大変なことになりますので、これはショップさんに依頼。
また、フロアパンとトイレの隙間全面にコーキングを施工しましたが、私は施工技術がないものですから、これもショップさんに依頼したところです。
自分でパーツを購入して施工したこと
・ホースやジョイント
・シャワーカーテンや取り付けフック
これらは私自身で購入施工をしました。
シャワーカーテン類はアマゾンで購入しましたが、ホースやジョイントなどのパーツはホームセンターで購入。 実際にパーツを見た上で購入したいという考えでした。
施工そのものは難しいことはなくスムーズに完了。 妻とアレコレ話しながらカーテン取り付け位置を打ち合わせたり、意外に楽しかった思いがあります。
▼3mホースを購入。任意の排水場所へ排水可能になります。
▼一応メーカー品を購入しました。「タカギ」製です。
▼こんな構造になっているんだと感心。
▼国産メーカーのホース。耐久性と柔軟性に優れているようです。
▼何度も試してみました。
▼アマゾンで購入したシャワーカーテン。完全防水ではありませんが一定の効果があります。
▼カーテン取り付けのフック。これもメーカー品です。
▼説明がわかりやすいです。
▼テープでフックを貼り付けるといったイメージです。
▼トイファクトリーアルコーバの壁は断熱仕様になっているので、穴を開けない目的でこれを購入しました。
▼テープで貼り付けるので、最初に壁の清掃から…
▼絵のとおりに施工すれば問題ありません。
▼意外にズレたりするので慎重に…
▼とりあえず30秒間はしっかりと固定しました。
▼貼り付け後1時間は荷重をかけないような注意書きが。
▼予備を含め相当なシールです。
▼これがフック本体。
▼シールの片方を剥いで…
▼フック本体に取り付け。このとき位置決めを正確に。
▼ズレなくて取り付け完了です。
▼表から見たフック本体。
▼鉄の部分は上下にパタパタと可動します。
▼可動するので、こんな具合に壁につきます。
▼カーテンに付属している樹脂製のフック。
▼カーテンの穴につけて吊り下げます。
注意したこと
使用頻度がほとんどない「ポータブルシャワー」だけに、注意したことがあります。
・ホース取り付け口から虫の進入する可能性
・泥はねによってジョイントが接合できなくなる可能性
少し気になっていたので、これについて対策をしました。
・目薬を入れる小さなビニール袋を先端部に被せる
これでほぼ完全に接合部に泥や汚れが付着することが防げました。
また、虫の侵入についても完全に防げるのではないかと考えるレベルの仕上がり。 完全に自己満足の領域ですが、上記2点について対策はできたと判断したのです。
▼目薬を入れる小さなビニール袋。山ほど手元にあるので使い捨てでもいいくらいです。
▼ビニール袋をかぶせて縛るワイヤー。
▼ビニール袋をつけた状況です。外れることはありません。
▼走行中は丈夫に持ち上げておきます。
「簡易的なシャワールーム」セットに必要な時間は5〜10分程度だった
上記までが「簡易的なシャワールーム」を作った経緯。
ここで、「簡易的なシャワールーム」をセットすることについてですが、セットに要する時間は意外に短かったのです。
・5〜10分程度でセット完了
①シャワーカーテンをセット
②排水設備をセット
①と②の作業が5〜10分で終わります。 これに温水を準備することやポータブルシャワーの接続や準備をする時間が加算されますが、全体で20〜30分程度でしょうか。
20〜30分の時間については、車中泊の旅の途中ですから負担感はありません。 むしろ、準備作業そのものが車中泊の楽しみといった感もあるくらいです。
総合的に大きな負担感がない準備作業になっています。
実際にシャワーを浴びてみた感想!
さて、車中泊の旅で実際にポータブルシャワーを使った感想です。
『思っていたより気持ちがいい!』
『湿気を排除するため換気扇(マックスファン逆回転)と窓の開放は有効だった!』
インプレッション的には良い印象を持っています。
なお、実際にシャワーを浴びたのは、冬を除いた季節のみ。 寒い季節だと風邪をひきますので控えました。
積極的に使うものではないものの、何かのときに役立つものを痛感!
上記のようにインプレッションとしては、良い印象をもっていますが…
・マルチルームが狭いのでシャワー浴びるのがきゅうくつ(身長165センチの私がギリギリ?)
・水がクルマに与える影響を考慮する必要がある(心配という意味)
・温水を準備する手間が意外にめんどう(手間も楽しみかもですが)
これらの気になる点があるのも事実です。 ただ、気になる点を理解した上でシャワーを浴びる一式を車載しておく安心感はあります。
つまり、積極的につかうものではないものの、何かのときに役立つアイテムと思います。
\壁に穴を開けないフック/
\ポータブルシャワーはこちら/
▼自作した簡易シャワールームで使うポータブルシャワーの記事モご覧ください!
(K)車中泊にオススメなポータブルシャワー!温水使用で快適に!
▼まとめ記事もご覧ください!
▼2020年2月以前の記事は別ブログで投稿しています!
まとめ
シャワー仕様になってないタイプのキャンピングガーマルチルーム。
・ポータブルシャワーの購入
・壁の防水対策と排水構造の強化
・シャワー中の湿気対策の換気強化
これらを対策することで、車にダメージを与えることなくポータブルシャワーを使ったシャワーを浴びることができるのではないでしょうか。
また、積極的に使わなくても車載しておくだけでも安心感があるのも事実です。
どこでもシャワーを浴びられる快適性は素晴らしいと思います!
当ブログは、キャンピングカーの旅と、車グッズやメンテナンスなど投稿。
2019年7月、キャンピングカー(トイファクトリーアルコーバ:ハイエース)を購入し、妻と二人でキャンピングカーの旅を楽しんでます。
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