私は、ハイエースのキャンピングカー(トイファクトリーアルコーバ)を所有しています。
長期間、大切に所有したいと考えているので、ベース車両のメンテナンスはしっかりしたいと思っています。
「走行距離が伸びるけど、交換部品を漏れなくメンテナンスすると大丈夫?」
「どのタイミングで交換するのか…パーツが多くて分かりにくいけど…」
交換部品の一覧表が欲しくてネットを検索したところ、いろいろな意見や考え方があるので、自分の車に合った最適な交換サイクルが分かりづらかったのです。
そこで、ベース車両の点検整備をお願いしているトヨペットの担当者さんに相談したところ、具体的なアドバイスをもらい納得することができました。
今後は、今回整理したメンテナンス計画を継続し、無故障、かつ、コンディションが良い状態を維持していきたいと考えます。
ハイエースのメンテナンスはこれ!部品交換をしっかりして長期保有したい!
トヨタハイエース5型ディーゼルのメンテナンス計画はこれだ!
初めから結論なのですが…
ハイエース5型ディーゼル(ワードスーパーロングのキャンピングカー)のメンテナンス計画は、以下のとおり整理しました!
メンテナンス計画を整理するにあたっては、ディーラー担当者さんと打ち合わせをしながら決めています。
(走行距離ごと、年ごと交換部品一覧)
走行距離ごと交換 | 部品名 | 走行距離ごと交換 | 部品名 | 年ごと交換 | 部品名 |
5,000km | エンジンオイル(2回ごとにオイルフィルター交換) | 100,000km | ドライブシャフトダストブーツ | 2年 | 冷却水 |
30,000km | ATF | 〃 | ショックアブソーバー | 〃 | デフオイル |
40,000km | エアクリーナーエレメント | 150,000km | タイロッドエンド | 4年 | Vベルト |
50,000km | フェールフィルタ | 〃 | フェールインジェクター | 5年 | バッテリー |
100,000km | ブレーキホース | 〃 | オルターネーターブラシ | ||
〃 | パワーステアリングブルード | 〃 | ウォーターポンプ | ||
〃 | サーモスタット | ||||
〃 | ラジエターホース | ||||
〃 | ブレーキキャリパー |
特徴的なのは、走行距離ごと、経過年数ごとに取り替える部品があることです。
走行距離が伸びてなくても、ゴム部品・水・オイルの経年劣化による部品があるということですね。
現在私は、この一覧に基づいてメンテナンスをしていますが、全くトラブルがなくコンデションが良いので、満足しているところです。
ただ、走行距離と経過年数を考慮しなければなりませんから、いつもディーラーさんに伺っている感じがするところです。
キャンピングカーなので、ベース車両を架装部と分けてメンテナンスすること
さて、キャンピングカーならではの悩みがあるのですが…
・キャンピングカーのベース車両のメーカー(トヨタディーラー)
・キャンピングカーの架装部のビルダー(キャンピングカーメーカー)
2箇所の窓口があるのです。
『車検と点検、メンテナンスはどのように棲み分けたら良いのか?』
悩ましい点だと思います!
新車で購入するキャンピングカーの場合と、中古車で購入するキャンピングカーの場合でも、違いが出てくるかもしれません。
『できれば、一つの窓口で対応してもらうと助かるけど…』
そんな気持ちがある一方、ベース車両部分のディーラーさんは全国展開の規模。
本当に悩んだのですが、最終的にベース車両の点検整備は、ディーラーさんにお願いすることにしたのです。
ただ、車検のみキャンピングカー販売のビルダーさんに…
キャンピングカーの車検は、一般的な車両とは異なる車検ノウハウがあるようで、私はそうしました。
その結果、エンジンオイル交換ほか、ベース車両のメンテナンスは、全てディーラーさんで対応(ブレーキフルードのみキャンピングカー販売のビルダーさんで実施しています→車検通過の要件にブレーキフルードの交換が規定されているため)。
キャンピングカー販売のメーカーさんに全てを任せる方法も良いですし、ベース車両とキャンピングカー販売メーカーさんを分けて対応するのも良いですし…
自分の都合に合わせた選択が良いかと思うところです。
納車から2年経過で5万キロ走行!ノートラブルを継続中
上記したメンテナンス計画に基づいて、ベース車両はディーラーさんで実施している私です。
・新車納車から2年以上経過
・5万キロ走行
この条件ですが、トラブルは全く発生していません。
さらに、下記にしますが、燃費が非常に良いので、コンディションも良いと判断しています。
メンテナンス計画に基づいて部品を交換しているので、部品の寿命が到来するまえに交換している感もありますが、キャンピングカーという特殊性を考慮すると、コストを投下するだけの価値はあると考えます。
燃費が良いことは、コンディションが良いと判断
燃費が良いことは、全体のコンディションが良いと判断しています。
・エンジン回転数が安定している(アイドリングが安定)
・トルクフルな走りができている
・異音がない
・エンジン始動が一回でできる
・走行中のふらつきがない…等々
燃費が良いこと以外にも、多数のコンディションが良いことを体感するのです。
なので、メンテナンス費用をかけながらも、メンテナンス計画に基づいて消耗部品の交換をすることに納得できているのです。
また、キャンピングカーだけに、例えば山の中で動かなくなったりすると、本当に困る事態に至りますから…なおさら、メンテナンスをする意味を感じています。
全国展開のディーラー対応は、キャンピングカーの旅には最適だった
さて、メンテナンスするショップは、ベース車両とキャンピングカー架装部に分けて依頼していると上記しました。
・キャンピングカーのベース車両のメーカー(トヨタディーラー)
・キャンピングカーの架装部のビルダー(キャンピングカーメーカー)
私の場合、それぞれに得意分野があると考えているからです。
そういうことから、ベース車両はトヨタディーラーさんに全てをお願いしているのですが、これが意外なところでメリットがあるのです。
それは、キャンピングカーの旅の途中でメンテナンスする必要になったとき、全国展開しているディーラーさんだと、どこでも普通に依頼できるのです。
『飛び込みメンテナンスでも、メンテナンス履歴を確認して作業するから安心!』
ユーザーにとって、大きな安心感につながります。
また、ハイエースは、全国的に販売台数が多いので、交換部品がありませんという事態は皆無。
この点、どこのディーラーさんでも、一定のクオリティでメンテナンスを受けられるのも、大き間メリットです。
実際、エンジンオイル交換とエンジンオイルフィルター交換は、何度か他県のディーラーさんで実施してもらった経緯があります(5,000kmごと交換と決めているので…)。
そういうことからすると、ディーラーさん対応は、キャンピングカーの旅向きと思うところです。
メンテナンス計画を実施すると、それなりの費用が必要だけど…
下世話な話で恐縮ですが、メンテナンス計画を実行すると、それなりの費用がかかります。
また、走行距離が伸びるスタイルの場合、頻繁にディーラーさんを伺うことになります。
なので私は、なるべく半年点検や1年点検に併せてメンテンス計画を実施するようにしているのです。
そうすることで、二つのメリットがあります。
・ディーラーさんを伺う機会を減らせる
・メンテナンス費用(作業料金)を圧縮できる
これらの恩恵は受けています。
つまり、一度の点検で、ある程度まとめて部品交換すると、作業料金が定額になる可能性が高いのです。
なので、例えばエンジンオイル5,000kmごと交換(2回に一回エンジンオイルフィルター交換)を目安にしていますが、4,000km走行時点で半年点検のタイミングであれば、そのときにエンジンオイル交換をします。
すると、エンジンオイルはサービス(つまり無料)となり、エンジンオイルフィルターの部品代のみ請求されるというコスト低減が実現。
走行距離が伸びるとエンジンオイル交換の頻度が増えますが、その分、メリットも増えることになるので、これはメリットですね!
アドブルー補充のみ自分で実施中
全てのメンテナンスをディーラーさんとキャンピングカーのビルダーさんにお願いしている私ですが、アドブルー補充のみ自分でしています。
・何か一つくらい自分でしたい
・アドブルーはディーラーで使用しているもが使える
・アドブルー補充のタイミングが読みづらい
大きな理由としては、アドブルー補充タイミングが掴みづらいということでしょうか。
ディーラーさんに依頼するときは、前もって入庫の予約をしますので、アドブルー補充の警告灯が点灯しても、早くて1〜2週間後の入庫に。
なので、警告灯が点灯しっぱなしで運転するのも個人的に気になるので、そのようにしています。
なお、ディーラーさんで使用しているアドブルーは、三井化学製。
・三井化学製アドブルー
Amazonで販売しているので、安心して使用できます。
▼ATF交換の詳細記事もご覧ください!
(K)ハイエースATF交換時期と費用は?〜ディーラー対応の場合は
▼まとめ記事もご覧ください!
▼2020年2月以前の記事は別ブログで投稿しています!
まとめ
いかがでしたか?
ハイエースのメンテナンス計画は、車種や使用の実態で、大きく異なるりますが、その場合でも、交換部品のタイミングが前後するのみということになります。
なので、メンテナンス計画について、ディーラーさんやショップさんなど、信頼のおける専門家にご相談されると良いのではないでしょうか。
故障するまで使用する(寿命到来)ことが、経費的には最大のメリットですが、車が故障してしまうと、それ以上のデメリットに至ることは必至。
そういうことから、予防取替えの考え方は大有りと思うところです。
特に、外国車は消耗部品は積極的に取り替えることで、コンディションを保つ考え方で車を作っていますので、国産車以上に予防取替えが必要ですね!
当ブログは、キャンピングカーの旅と、車グッズやメンテナンスなど投稿。
2019年7月、キャンピングカー(トイファクトリーアルコーバ:ハイエース)を購入し、妻と二人でキャンピングカーの旅を楽しんでます。
以下は、運営している4つのブログです。
でなおし:2014年に開始した雑記ブログ。自動車、グルメなど投稿しています。
カヤの車めぐり旅:当ブログです。キャンピングカーの旅に特化したブログです。
カヤの脳出血からの復帰:49歳で発症した脳出血やライフに特化したブログです。
カヤの夫婦グルメ旅:グルメに特化したブログです。
こんにちは。
今回の記事も大変参考になりました。
旅先で車両トラブルの可能性はゼロではありませんからね。
定期メンテナンスをディーラーにお任せすることでディーラー間の情報共有もでき、スムーズに作業していただけるメリットは十分にあると思っています。
一般的な民間整備場と比べ割高と言われるディーラー整備ですが『安心料』と考えると、それほど高くないのではないかと僕は思います。
今回、12ヶ月点検をディーラーにお任せして良かったと思うエピソードとして、後日担当者さんから『その後お車の調子はどうですか?』とお電話をいただきました。
店舗の方針なのか、担当者の姿勢なのかはわかりませんが、気に掛けて電話をくれた事が僕にとって安心できるポイントでした。
次回もお任せしたいと気持ち良く思えました。
キャンピングカーは普通車と比べると長期所有を想定している方が多数だと思います。
トラブルなく長期所有する大前提として、メンテナンス料や消耗部品など前倒しでのコスト投下は致し方ないですね。
車旅だけでなく通勤や日常使いにも使用していますので、これを機に僕もカヤさんのメンテナンス計画を参考に、メンテナンス表を作成してみようかと思います。
ディーゼルとガソリンで違いはありますが、基本的な部分は共通と考えて大丈夫ですか?
お時間ある時で構いませんので、教えていただければ助かります。
mick様
お世話になっております。お褒めのお言葉をいただき恐縮です。
メンテナンス一覧を整理することで、費用的な予定も立ちますし、何より、突然のとバブル予防につながりますので、安心感は大きいと思います。走行距離が伸びると、かなりの交換部品が必要になりますが、これは仕方ないと割り切っているところです。
また、ディーラーさんについてですが、営業的側面があるにしても、こまめな対応には感服するところです。
少なくとも、半年点検と1年点検は、ディーラーさんに持ち込みをしますので、そのタイミングに合わせてメンテナンスしています。
これをすると、上記一覧のメンテナンス計画からは若干前後することになりますが、それは誤差の範囲と割り切ってます。
むしろ、メンテナンスを点検に併せることで、作業料金的メリットも大きいものがあります。
さて、お尋ねの件ですが、ガソリン車とディーゼル車の違いは確かにあると思います。
私が以前所有していたガソリン車(過走行車)は、イグニションコイルが不良になりましたので、いくつか交換した経緯があります(ディーゼル車にはない部品です)。
意外に大切なパーツで、不良に至ると、突然走らなくなりますから、大切な部品ですね。
私の古いブログで記事化していますので、ご覧いただけますと幸いです。
▼リンクは以下です(S)イグニッションコイル劣化を見落とすな!交換時期を予測しよう
https://denaoshi.com/wingroad-shuri-koiru-137
それから、今回の記事で一点記載漏れたありますたので、追記しようと考えています。
それは、タイミングベルトです。タイミングベルトは10万キロごとに交換(費用が高いですよね10万円くらいでしょうか)する必要がありますが、ハイエース5型には、タイミングベルトではなく、タイミングチェーンが使用されています。
なので、10万キロごとのタイミングベルト交換が不要になりますから、これは嬉しいことです(タイミングベルトはエンジンオイルで潤滑しますから、エンジンオイル交換は必須になりますね)。一度、ディーラーさんにタイミングチェーンであることをご確認されるのは有益かもしれません。
私は、タイミングチェーンだったことを後から知り嬉しくなりました。そのほか、ガソリン車と異なる点があるかもしれませんので、ディーラーさんにご相談されると良いかと思います。
お返事遅くなり申し訳ありませんでした。今後とも、よろしくお願い申し上げます。